二宮 敦人. 最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常. 新潮社. 2016.

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常は、最近一緒に仕事をしている東京藝大の方達が、今までの私が知っている日本人とは比べ物にならないぐらい、フレキシブルで肩の力が抜けた方達が多く、これはどういうことだ?!と不思議に思っていたことから関心を持って読んでみた。

カオスの養成所、東京藝大。ちょっと一般的な日本人からは外れたカオスな人たちが集まる「日本最後の秘境」ということに大いに賛成。そして、この人たちがおそらく日本のイノベーションを牽引して言ってくれれば、日本崩壊は免れるのではないか。

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*1:最初は、社会の役に立たなければいけないということに捉われていました。でも、東大で建築の先生が言っていたんですね。『全ての建築は個人的な欲求からスタートする』と。依頼主のためとか、社会のためとかではなくて、個人的にやりたいことがあってこそだそうです。他者のニーズとは後から擦り合わせていけばいいと。なるほどと思いまして。やりたいことをやっていた方が、周りの人も見ていて楽しいじゃないですか。それこそが結局は、社会のためになるのかなと。