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デービッド・アトキンソン. イギリス人アナリスト日本の国宝を守る.講談社α文庫. 2014.

事あるごとに、目にしていた本書、イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 (講談社+α新書)、を今回初めて手にとってみた。最近日本の伝統工芸保存に関心が出てきたことから、今まで読んでみようかなと思っていたけ…

Det kommer en dag <デンマーク映画>

またやっちまった。というのが見はじめてからの正直な感想。もう見るのやめようと、見ながら思い続けて最後まで見てしまう、いつものパターン。デンマークの映画は、ソーシャルリアリズムといわれるジャンルの社会問題を扱った息が詰まるような映画が多く、…

二宮 敦人. 最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常. 新潮社. 2016.

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常は、最近一緒に仕事をしている東京藝大の方達が、今までの私が知っている日本人とは比べ物にならないぐらい、フレキシブルで肩の力が抜けた方達が多く、これはどういうことだ?!と不思議に思っていたことから関心…

岡壇, 生き心地の良い町. この自殺率の低さには理由がある, 講談社, 2013.

生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)があるは、デンマークを訪問されていたとある大学の教授が、デンマークと本書に描かれている町には共通点があるのではないかと言っていたことが気になっていたからだ。 デンマークは幸せの国と言われ、本書…

山口絵里子, 裸でも生きる2, 講談社α文庫, 2009.

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)は、何かの記事でとてもきになる引用が掲載されていて興味を持って購入したもの。 著者である山口絵里子さんが立ち上げたマザーハウスについては、聞いたことがあって、実際に新宿の店舗は見たこと…

マーガレット・グリーンバーグ, セニア・マイミン, ポジティブ・リーダーシップ, 草思社, 2015.

旦那がすごく良かった!といっていた、ポジティブリーダシッップの本だと間違えて読んだのがこのポジティブ・リーダーシップ: Profit from the Positive。今までにないほど、読んで時間を無駄にしたと思った一冊。

エメリー・シェップ, Ker 死神の刻印, 集英社文庫, 2015.

Ker 死神の刻印 (集英社文庫)は、読み続けている北欧ミステリの作品。翻訳は、ヘレンハルメ美穂さん。 なによりも翻訳が素晴らしい。過不足なく解説がされているばかりか、北欧に住んでいる身にとっても、不可思議な訳がないので、違和感なくスムースに読み…

永井紗耶子, 広岡浅子という生き方, 洋泉社, 2015.

広岡浅子という生き方、この書籍、現在のNHKの朝ドラの主人公の話だ。おそらく、ドラマ放映のタイミングで出版された背景本なんだろう。ドラマ自体は、たまたま日本に帰国した時に、親がつけているから一緒に数回見たのみだけれども、今、日本では、それなり…

永井紗耶子, 横濱王, 小学館, 2015.

横濱王は、大好きな作家の小説、以前にも読んだ帝都東京家族少女の作家ということで手に取ってみた。 時代小説といっても近代の話はそれほど読んだことがなかったのだけれども、今の歴史に大きく繋がるということ、また独特な国際化が進んでいた時代というこ…

佐宗邦威, 21世紀のビジネスデザイン思考が必要な理由, クロスメディアパブリッシング, 2015.

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由は、 著者が知り合いで、ビジネス書ランキング上に食い込んだという評をたまたま日本に帰国した際に聞いて、読んでみようと思った。実際、日本語でデザイン思考やコンセプト創出の教科書的な書籍を探していて、そ…

永井紗耶子, 帝都東京華族少女, 幻冬舎文庫, 2015.

帝都東京華族少女 (幻冬舎文庫) は、著者が高校時代の友人であったことから、ちょっと読んでみようかなという軽い気持ちで読み始めた。 結果、良かった!読み物として秀逸。手にとって読んでみて損はない。知り合いだから高く評価したいのかなって自分でも考…

ジェイミー, Fifty Shades of Grey, 2015.

スウェーデン人のエマちゃんに進められて読んだFifity Shades of Greyの映画版、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイDVD。映像化が難しい作品だとはわかっていたものの、原作のゾクゾクするような感覚がうまく表現されておらず、残念。 とても、清純なストー…

ジェームズ・J・ヘックマン, 幼児教育の経済学, 東洋経済新報社, 2015

幼児教育の経済学は、最近の私のテーマでもある乳児、幼児教育に関して、より明確な指針を与えてくれるのではないかと思い購入したもの。特に書評などを確認せずに購入した。

渡邊恵太, 融けるデザイン, 株式会社ビーエヌエヌ新社, 2015

融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論の渡邊恵太さんを知ったのは、渡邊さんが、高校生の頃執筆したレポートを拝読したのがきっかけ。それ以来、慶應義塾藤沢に進学され、そのまま慶応で研究者を続けられていた。気になるHCI研究者のうち…

アビー・グリフィン、レイモンド・L・プライス、ブルース・A・ボジャック, シリアル・イノベータ「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀, プレジデント社, 2014.

シリアル・イノベーター ─ 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀は、知り合いに勧められて購入し積ん読状態になっていたが、自分が最近悩んでいることの答えが見つかるような気がして、最近ようやく読み始め、2日かけて読み終えた。もう少し読み込め…

Esther Perel, Rethinking Infidelity, 浮気についての考察, TED Canada

"Rethinking infidelity ... a talk for anyone who has ever loved"というタイトルのTEDトーク.私は今まで知らなかったがEsther Perelという何度かTEDで話している方のようだ. Mating in Captivityという書籍も出している.こういった研究が日本でもされて…

ジョセフ・ジャウォースキー, シンクロニシティ, 英治出版, 2007

シンクロニシティ[増補改訂版]――未来をつくるリーダーシップは、積ん読状態になっていたものを,仕事上の知りあいから改めて勧められて読んでみたもの。 一般的なビジネス本だと思って読み始めて驚かされた.物語形式となっているが,どちらかというとビジネ…

小林 弘人, ウェブとはすなわち現実世界の未来図である (PHP新書), PHP研究所, 2014.

ウェブとはすなわち現実世界の未来図である (PHP新書)は、仕事上の知りあいから勧められて購入してみたもの。「現実世界のほうがウェブで培われた思考様式、心理状態をコピーしていく」として、今後、ウェブ的な思考法・視座が必要となると説く。今の世界で…

シェリル・サンドバーグ,リーン・イン, 日本経済新聞出版社,2013.

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲は,好きな雑誌であるCOURRiER Japon (クーリエ ジャポン) で,過去数ヶ月にわたって関連記事が掲載されていたことから知った書籍.COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) の記事では,この書籍により,全…

森巣博,越境者的ニッポン, 講談社現代新書,2009.

越境者的ニッポン (講談社現代新書)は,森巣氏の社会の見方,日本批判に関心があったことから,読んでみたもの.2009年に出版されたものだが,自分自身でもおかしい...?と思っていた点などを,その理由を含め明確に述べています.教育とはどうあるべきか.ま…

ティナ・シーリグ,20歳のときに知っておきたかったこと,阪急コミュニケーションズ,2010年

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義は,だいぶ前に切り抜いた新聞 記事をもとに読んでみることにしたもの.もう,20歳はだいぶ前にすぎてしまったけれど,何か得るものがあるかと考えて読んでみることにした.得るところはあったが,…

森巣博, 無境界家族 (集英社文庫),

無境界家族 (集英社文庫)は,お気に入りの雑誌クーリエに連載されている森巣氏のエッセイに関心を持ち,紹介されていた著作を呼んでみようと思ったところから,手に取ったもの.『日本文化論』などで自分がもやもやと従来考えてきたことを,明確に,すぱっと…

エドゥアルド・スエンソン, 江戸幕末滞在記, 講談社学術文庫, 2003.

江戸幕末滞在記は、幕末に日本に滞在したデンマーク人の日記。若き海軍士官の見た日本というサブタイトルがつけられ、当時の日本の様子が26歳のデンマーク人の視点から描かれている。本屋でたまたま筆者がデンマーク人であることを知って購入したと記憶して…

ラーシュ・ケプレル, 契約, ハヤカワ・ミステリー文庫 (Paganinikontraktet, Lars kepler)

スウェーデンのミステリー作家ラーシュ・ケプレルの「催眠」に続く第二弾、「契約」.日本人の翻訳家によるもので,彼女の翻訳が好きなので,ちょっと読んでみようかと思いつきで上下巻を購入.

高橋絵里香, 青い光が見えたから, 講談社, 2007.

青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記は、フィンランド関連本を探していて見つけたもの。大学生、大学卒業生が、国に関心があったからフィンランド(北欧)に来た、というケースはちらほら耳にするが、さすがに16歳でフィンランドの高校に正規留学して…

村上春樹, 1Q84, 新潮社, 2010.

1Q84 BOOK 1, 1Q84 BOOK 2, 1Q84 BOOK 3は、言わずと知れた村上春樹の2010年の最新作。正直、村上春樹はノルウェイの森 (講談社文庫)を読んで以来、あえて読んでいなかった作家。今回読んでみたのは必要にかられたからだけれど、意外な発見がいくつかあった…

角田光代, 対岸の彼女, 文芸春秋, 2007

対岸の彼女 (文春文庫)は、たまたま出会った方にもらった本。昨日読んだ本と同じ著者の本を束のなかから見つけたので、読んでみました。高校生ぐらいまでは、小説ばかりを読んでいたが、最近は読んでいなかったことを改めて思い出し、感慨深かった。 考えた…

角田光代, 八日目の蝉, 中公文庫, 2007

八日目の蝉 (中公文庫)は、たまたま出会った方にもらった本。映画化された話や、プロットなどは見聞きしていたので、関心持って読んだ本。エンターテーメントの書籍として楽しめた。 考えたこと 産みの母親と育ての母の対比が興味深い。八日目の蝉 (中公文庫…

ダグラス・C. メリル, グーグル時代の情報整理術, ハヤカワ新書juice , 2009

グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)は、昔書評を読んで面白そうだったので購入し、本棚に入れっぱなしになっていたもの。何となく取り出して読んでみたのだけれど、整理術の新しい視点を発見した気分です。 是非読んでほしい理由 現代社会では、…

田村次朗、一色雅彦、隅田浩司, 交渉学入門, 日本経済新聞出版社, 2007.

交渉学入門は、交渉学が協調作業支援につながると考え興味をもつようになったことから、入門書として手に入れたもの。ただ、交渉学という方法論の話ではなく、交渉術の話に終始しており、予想と大幅にずれた。 薦めない理由 物語と実践的なアドバイスにより…

安井秀行,自治体Webサイトはなぜ使いにくいのか, 時事通信社, 2009.

著者である安井秀行氏にお会いする機会があり、アスコエの活動を聞き、自治体Webサイトはなぜ使いにくいのか?―“ユニバーサルメニュー”による電子自治体・電子政府の新しい情報発信に関心を持ちました。アスコエは、遅々として進まない日本の電子政府の取り組…

バイラル・ループ-あっという間の急成長にはワケがある

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある は、現在の社会におけるソーシャルネットワーク(SNS)が、いかに社会に大きな影響を与えられる力を秘めているかを示しています。ソーシャルメディアは、既得権を享受するメディア産業を壊す力を秘めてい…

湯川史樹, 命のしずく, 文芸社, 2010.

大学の時のサークルの先輩である湯川史樹のデビュー作。命のしずく A drop of soulは、湯川史樹を知る者には自伝的小説として、ワイン好きにはワインの奥深さと人生の大切さを伝える小説として、良い読み物に仕上がっている。東京には、「変幻自在」という湯…

田村裕, ホームレス中学生, ワニブックス, 2007.

ホームレス中学生は、本のタイトルは聞いたことがあり、ちょっと読んでみようかなー、ぐらいの軽い気持ちで手に取った本。良く、ぐれずに芸人になったな、と感心するとともに、母親を大切にしようと思わされました。

吉武信彦,日本人は北欧から何を学んだか,新評論,2003.

日本人は北欧から何を学んだか―日本‐北欧政治関係史入門は、北欧関連本の一つとして手に取った本。本書籍は、2003年出版であるが、第二次世界大戦以前から、いかに北欧への評価が極端に揺れて何度もこの揺れが繰り返されていたかということがよくわかる。200…

原丈人,金児昭, 誰かを犠牲にする経済はもういらない, ウェッジ, 2010.

だれかを犠牲にする経済は、もういらないは、尊敬する原丈人氏の最新刊ということで、入手しました。今までの書籍では描かれなかった、なぜ、デンマークのような「社会民主主義」ではなく、「共産主義」でなく、公益の「資本主義」なのかということを示すと…

村上龍,人生における成功者の定義と条件,日本放送出版協会,2004.

人生における成功者の定義と条件は、最近「村上春樹」氏をもう少し理解したいという気になって本屋をぶらぶらしていた時に見つけた本。これは、春樹ではなく龍著なのですが、常々、「成功とは何か幸せとは何か」は、今後、重要になってくる視点であると考え…

渡辺聡子、上智大学教授

日本の新たな「第三の道」をアンソニー・ギデンズ氏と共同執筆した上智大学教授。日経新聞の11月5日付け、経済教室に執筆していたものを見て、関心を持った。渡辺氏の唱える「第三の道」は、「市場」と「福祉」の両立を進めるというもの。デンマークのような…

畑村陽太郎,創造学のすすめ,講談社,2003.

創造学のすすめ 工学系の先生が、書いた創造学についての書籍ということで、工学系の人たちにより読みやすい形になっています。日本の川喜多二郎のKJ法や梅沢忠雄氏の知的生産の技術、MIT教授のThe Principles of Designなどを参考文献として挙げており、必…

佐藤可士和,佐藤可士和の超整理術,日本経済新聞社,2007.

最近、興味を持っている佐藤可士和関連本として佐藤可士和の超整理術読んでみました。超整理術というタイトルから一連の整理術関連本と同様な内容を予想していましたが、良い意味で完全に裏切られました。なぜかついている英語の題目Kashiwa Sato's ultimate…

佐々木俊尚,グーグルGoogle,文集新書,2006.

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)は、偶然目に入って読むことにした本。作者があとがきでも述べているように、本書は、破壊者としてのGoogleを描き、さらに、「神」になろうとしている権力者Googleとして負の視点から描いています。…

佐藤可士和

アートディレクター・佐藤可士和を知ったのは、女性誌に記事を書いていた悦子さんという、可士和氏の妻でありサムライ・佐藤可士和のマネージャーであった方から。実は、二人ともヴィジュアルで勝負しているような印象を受け、食わず嫌いでした。佐藤可士和…

湯浅誠,半貧困,岩波新書,2008

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)は、友人に紹介されて読むことにした本。著者の湯浅誠氏は、2008年の「年越し派遣村」などでメディアでよく報道されていたので、名前や活動の概略は知っていたが、紹介されなければ、自分から進んで手に取って…

山田大隆,心にしみる天才の逸話20,講談社ブルーバックス,2001.

心にしみる天才の逸話20―天才科学者の人柄、生活、発想のエピソード (ブルーバックス)は、Creativityに関心を持ち始めてから一貫して興味を持っているいわゆる「天才」の人となりを知るために手に取った本。20人の天才が紹介されており、各天才の紹介は非常…

新垣紀子,野島久雄,方向オンチの科学,講談社ブルーバックス,2001.

方向オンチの科学 (ブルーバックス)は、以前紹介したリンダ・グレキン、方向オンチな女たち、メディアファクトリー、2001と同様に、方向オンチをテーマにした書籍。特筆すべきは、方向オンチを、ネットの世界に置き換えて展開している第5章。第5章では、HPな…

澤渡 夏代ブラント,デンマークの子育て・人育ち,大月書店,2005.

デンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会は、今までにも紹介した各種デンマーク関連本の一つとして積み上げていた本。いわゆるデンマーク礼賛本の一つなのだけれど、読書後の後味が爽快なのは単に私の意識的なものだろうか。 興味深いと思った点 …

湊かなえ,告白,双葉社,2008.

告白は、友達に借りてしばらくほっておいたのだが、夜中眠れずに取り出して読んだ小説。単なる読書記録。 興味深いと思った点 ひとつの事件をさまざまな関係者の視点で描く告白は、帯にミステリーベスト10や全国書店員が選んだ一番売りたい本などと書かれて…

千葉忠夫,世界一幸福なデンマークの暮らし方,PHP新書,2009.

世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書)は、コペンハーゲンの知り合いから借りて読んだ本。正直、メディアで見聞きする千葉忠夫氏の言質、特に「デンマーク賛美」傾向には、在住者として同意できない点が多く、自分で購入して読んでみようとは考えも…

西水 美恵子, 国をつくるという仕事,英治出版,2009.

国をつくるという仕事は、タイトルと見たときに、「国をつくる」なんて傲慢な考え方だ、と正直思った本。それでも読んでみようと思ったのは、その「傲慢な著者」の揚げ足取りをしたかったからかもしれない。しかし、読み始めたら止まらず、読了した正直な感…

山田登世子、贅沢の条件、岩波新書、2009

贅沢の条件 (岩波新書)は、雑誌の書評を見て購入したのだが、少々期待はずれだった。「贅沢」というコトバから、私は何を知ることができると期待したのだろうか。確実な回答などあるはずの無いテーマに、明確な答えを期待したのがよくなったのだろうか。贅沢…